ぼくのビンボーな日常

貧乏ですけどそれなりに暮らせてますよ。

好かれてるけど、きがみじかいあいつ

ビンボーといえども、いやビンボーだからこそ食生活は大事で、出費への最大のリスクヘッジともいえます。
健康な食生活において野菜は重要な食材です。しかしやっぱりビンボー人から見るとちょっとお高目。


そんな中、ビンボー人御用達の野菜としてもやしがよく挙げられます。しかしどうでしょう? もやしってそんなにビンボー人向けかなぁと思っております。もやしを買うなら単価としては上がってしまうがキャベツを買ったほうがいいのではと。


もやしは値段が安定していて買い易くはあります。いわゆる普通のもやしであれば1袋30円から40円、せいぜい行っても50円程です。キャベツは結構生育具合に左右されますが、半玉で100円から200円程ではないでしょうか。ここでやっぱりもやしのほうがビンボー人向きとお思いでしょうが、キャベツの半玉って結構重量があります。春キャベツのふわふわ巻きのシーズンは軽めですが、普段のキャベツはしっかり巻きで、もやし2〜3袋分、いいシーズンではもっとあると思います。単価が上がっていても十分量はあるのです。


使い勝手もキャベツのほうが上ではないでしょうか。もやしの代わりにキャベツを使うのはほぼほぼなんでもいけますが、キャベツの代わりにもやしを使うとなると厳しい場面が多くなります。まず生食ができません。多分もやしは清潔に作られているので新鮮な内ならいけるんじゃないかとは思っていますが、基本的には生では食べません。とんかつの横でお口さっぱりしますよなんていられなきのです。煮込みにも弱いです。キャベツはポトフやロールキャベツなど煮込み料理に使われますが、もやしはあんまり煮込みません。鍋はもやしのほうが向いているとは思います。しかしモツ鍋やちゃんこ鍋でキャベツが使われるように、もやしじゃなきゃ駄目とまではいえません。


そして何より日持ちが全然違います。もやしは袋に入れっぱなしで冷蔵庫に入れておくと3、4日で水が出て臭くなってしまいます。まめにボールに水を張ったものにもやしを入れて毎日水を交換したとしても1週間がせいぜいではないでしょうか。もやしは保存できる期間が短いです。対してキャベツはレジ袋にでも入れて冷蔵庫にしまっておけばかなり持ちます。家の冷蔵庫にあるキャベツは今月始め頃に買ったものですが、まだ元気です。


ついあいつに思いを馳せがちですが、なんでも仕事をこなしてくれて、長く付き合える、それでいてお高くもない、そういう存在が実は近くにいるのです。

 

※これはもやしを目の敵にするためのものではなく、またもやしを溶かして駄目にしてしまった自分に自戒を込めて書いたものです。